Vicorの電源を採用したCCell社、Elektra Awards にて パワーシステム・プロダクト・オブ・ザ・イヤーを受賞
Vicorの電源を採用したCCell社、Elektra Awards にて パワーシステム・プロダクト・オブ・ザ・イヤーを受賞
CCell社は、再生可能エネルギーとVicorの電源モジュールを用いて、 新しいサンゴ礁の成長を促進することで、世界の海岸浸食の回復に取り組んでいます。
※ 本リリースは、2022年12月5日午前9時(米国東部時間)に発表されました。
2022年12月5日米国マサチューセッツ州アンドーバー
Vicorの電源を採用したCCell社(以下:CCell)は、海洋生態系と調和して海岸浸食に対処することを使命としており、昨夜12月4日、ロンドンで行われた2022 Elektra Awardsのパワーシステム・プロダクト・オブ・ザ・イヤーを、13のノミネート企業を抑えて獲得しました。英国に拠点を置くCCellは、環境に優しいアプローチで海岸浸食を軽減し、世界中の海岸環境を守り、地域社会を保護することをミッションとしています。
気候変動により全世界の51%以上の海岸線が浸食され、沿岸の地域社会や人々の生活が脅かされています。CCellは、再生可能エネルギーと革新的な電力変換技術を用いて、海水を電気分解することで、浸食に歯止めをかけ、地域社会を救おうとしています。
CCellは、VicorのFactorized Power Architecture技術を採用し、電圧変動の大きい太陽光や波力エネルギーを、最適な電気分解プロセスに必要な、正確な電圧に変換しています。この電源モジュールは、CCell Senseと呼ばれるプラットフォームに使われています。CCell Senseによって、沿岸部の海洋環境の回復ミッションで、海洋生態系を遠隔地からリアルタイムでモニタリングすることができます。
CCellのサンゴ礁育成システムでは、海水を電気分解することで、電極(アノードとカソード)である大きなスチールフレームの上に炭酸カルシウム(石灰石)を堆積させ、新しくサンゴ礁になる土台を作ります。通常は石灰石ができるまでに数百年の年月が必要ですが、わずか4カ月でサンゴが育つような強固な岩盤を作ることができるので、画期的な技術です。
CCellは、再生可能エネルギーと革新的な電力変換技術を用いて、海水を電気分解することで、浸食に歯止めをかけ、地域社会を救おうとしています。
CCellのCEOであるDr. Will Batemanは、次のように述べています。「今回の受賞は、私たちCCellが情熱を注いできた取り組みが認められたということであり、大変光栄に思います。 私たちは、革新的なパートナーであるVicorと仕事をすることができ、大変幸運だと思っています。Vicorのサポートのおかげで、システムに必要な正確な電圧の測定と制御が可能となり、永続的で持続可能なデジタル時代のサンゴ礁を育成するための石灰石をつくることができます。」
Vicor Corporationについて
Vicorは、高性能のモジュール型電源コンポーネントの設計、製造、販売を行う米国(本社:マサチューセッツ州アンドーバー)の電源専業メーカーです。HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)、オートモーティブ、通信ネットワーク、産業機器、ロボティクス、鉄道、航空防衛アプリケーションなどへ向けて、広く事業を展開しています。
日本法人のVicor株式会社(Vicor KK)は2017年に設立され、電源コンポーネントの販売・技術サポートを行っています。
詳しくは、Vicorウェブサイト: www.vicorpower.com/ja-jp をご参照ください。
Vicor、ChiP™ は、Vicor Corporationの登録商標です。