Automotive Event
World Congress Experience WCX 2022
Vicor、xEV向け車載電源ソリューションについて講演しました
Vicorは、2022年4月5日~7日、米国・デトロイトで開催された、世界的なオートモーティブ技術イベントの World Congress Experience (WCX™) にて、電動車(xEV)向けの電力供給における3つのアプローチを発表しました。高電力密度の電源モジュールと新しい電力供給アーキテクチャを用いたVicorのソリューションを採用することで、電力損失を最大50%削減します。
Vicorは、電力供給の3つの重要なトピックを取り上げ、小型・軽量化と、簡単でフレキシブルに電源の設計が可能となる、革新的なソリューションを提案します。
Vicor の3つの講演セッションの資料、ダウンロードいただけます
Vicor独自のSAC (Sine Amplitude Converter) 技術で高電圧バッテリーから12Vを作ることで、鉛バッテリーをなくす(英)
講演者:Patrick Kowalyk
Vicor オートモーティブ プリンシパル・フィールドアプリケーション・エンジニア
従来の12Vバッテリーを「仮想バッテリー」に置き換える技術です。独自の電源アーキテクチャは、スペースと重量の低減を実現します。
Patrick Kowalykは、20年以上にわたり、Vicorの高電力、高密度、高効率のソリューションによって電力供給の課題解決に携わっています。 Patrickは、米国にてVicor オートモーティブ事業部 プリンシパル・フィールドアプリケーション・エンジニアのリーダーであり、電源システムエンジニアが新しい自動車の電力供給システムを設計するのを支援しています。 イリノイ工科大学で電気工学の理学士号(B.S.) を取得しています。
小型の電源モジュールにより、電力供給ネットワークを小型・軽量化(英)
講演者:Greg Green
Vicor オートモーティブ・カスタマープログラム ディレクター
電力密度の高いモジュールと革新的な電源アーキテクチャを組み合わせることで、電動車の開発においてこれまでにない、フレキシブルで拡張性が高く、省スペースな電力供給を実現します。
Greg Greenは、Vicor のオートモーティブ・カスタマープログラムのディレクターです。 自動車業界で33年以上の経験があり、OEMやTier 1サプライヤーとの製造、設計エンジニアリング、製品ライン管理に携わってきました。Greg の自動車業界での経験には、製造、製品開発、事業開発も含まれます。 Gregはミシガン大学の航空宇宙工学の理学士号(B.S.) 及び、ケタリング大学で製造管理の博士号(M.S.) を取得しています。
オンボードコンバータにより、レベル3急速DC充電器を車載バッテリーに対応させる(英)
講演者:Haris Muhedinovic
Vicor オートモーティブ シニアフィールドアプリケーションエンジニア
800Vの高電圧のプライマリバッテリーは、400Vの充電ステーションに対応できませんが、コンパクトで変換効率の高い双方向電源モジュールを用いたオンボードチャージャーにより解決できます。
Haris Muhedinovicは、OEM・TIERと協力し、要求の厳しい自動車アプリケーション向けの高性能電源ソリューションの設計・開発に携わっています。パワーエレクトロニクス及び、エレクトロニクスシステムにおける、新しいテクノロジーとトレンドを鑑みながら、要求の厳しい仕様に対応する電源ソリューションに取り組んでいます。Harisはサラエボ大学の修士号を取得後、パワーエレクトロニクス分野でのアプリケーションエンジニアリングとして7年の経験を積んでいます。
WCXについて
WCX™ World Congress Experience は、電気自動車の普及や自動運転車の開発スケジュール、グローバル・サプライチェーンの制約による自動車産業への影響など、自動車開発における大きな課題に取り組む、技術者のコミュニティです。World Congress Experience は、SAE(自動車技術会)のイベントです。